「日本語がどこまで通じるのか心配」
「生活のことでトラブルになったら、施設で対応しきれるだろうか」
「せっかく来てもらっても、すぐに辞めてしまったら…」
外国人介護職員の受け入れを考えている愛媛・四国の介護施設の経営者さん、事務長さんから、こうした不安の声をよくお聞きします。受け入れが初めてなら、不安になるのは当然です。
ただ、受け入れでつまずく原因の多くは、本人の能力ではなく「受け入れ側の準備不足」です。逆に言えば、ポイントを押さえて準備しておけば、防げる失敗がほとんどです。
ワオライフ国際人材の運営会社(株式会社ゴーゴーアドベンチャー)は、自社のアウトドア事業で13年間、ネパール人スタッフ25人を雇用してきました。就労ビザの手続きも、入社後の生活や定着の支援も、自分たちで経験してきたことです。この記事では、その経験をもとに、特定技能の外国人介護職員の受け入れで失敗しないための5つのポイントをまとめました。
外国人介護職員の受け入れで「失敗」が起きやすいのはなぜ?
受け入れがうまくいかなかったケースをふり返ると、次のような「小さなすれ違い」の積み重ねであることが多いものです。
- 指示が伝わっていないのに「はい」と返事をしてしまい、ミスにつながる
- 住まいや生活の準備が足りず、来日直後から不安やストレスを抱える
- ゴミ出しや手続きなど、生活のルールで近所や職場とトラブルになる
- 日本人スタッフが受け入れの理由を知らず、職場がぎくしゃくする
- 困ったことを相談できる相手がおらず、ひとりで悩んで辞めてしまう
どれも、事前に知っていれば手を打てることばかりです。ここから、5つのポイントを順番に見ていきましょう。
ポイント1:言葉|日本語レベルを知り、伝え方を工夫する
特定技能の職員は、日本語の試験に合格しています
介護の特定技能で働く人は、日本語の試験(日本語能力試験N4以上など)と、介護の日本語の試験に合格しています。日常のあいさつや、ゆっくり話せば伝わる会話はできるレベルです。
一方で、早口、方言、あいまいな言い方は、最初のうちは聞き取りにくいものです。「伝わらない」のは日本語力だけの問題ではなく、伝え方で大きく変わると考えておくと、現場の負担がぐっと軽くなります。
「やさしい日本語」で話す
出入国在留管理庁と文化庁は、外国人に伝わりやすい日本語の使い方を「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」にまとめています。現場ですぐに使えるコツは、次のようなものです。
- 1つの文で、1つのことだけ言う(「〇〇して、それから△△して」と続けない)
- あいまいな言い方を避ける(「適当に」「なるべく早めに」ではなく「10時までに」)
- 「わかりましたか?」で終わらせない(「やってみてください」と実際に動いてもらって確認する)
- 方言や略語は、最初は使わない(慣れてきたら少しずつ教える)
特に注意したいのが「はい」という返事です。わからなくても、相手に悪いと思って「はい」と答えてしまうことがあります。返事ではなく、行動で確認する。これだけで、ミスはかなり減らせます。
マニュアルは「写真+短い文」に
文字ばかりのマニュアルは、日本人でも読むのが大変です。おむつ交換や移乗、記録のつけ方など、よくある業務は写真やイラストに短い文を添えた手順書にしておくと、外国人職員だけでなく新人の日本人職員にも役立ちます。漢字にはふりがなをつけ、施設でよく使う言葉(「臥床」「離床」など)は、言葉の一覧表を作っておくと覚えやすくなります。
ポイント2:住まい|来日初日から安心して暮らせる準備を
来日したその日の夜から、生活は始まります。住まいの準備が整っているかどうかで、最初の数か月の安心感はまったく違います。特定技能の制度でも、住まいの確保や生活に必要な契約の手伝いは、受け入れ側が行う「義務的支援」のひとつです。
社宅・アパートは早めに決める
社宅や寮を用意するか、アパートを借りるかを早めに決めておきましょう。外国人だけでは部屋を借りにくいこともあるため、施設が借りて社宅にする、または連帯保証人になるといった形が多くなります。職場まで自転車で通える距離かどうかも大事なポイントです。
家具・家電と「最初の1週間」の準備
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、寝具、カーテン、エアコンなどは、入居の日までにそろえておくと安心です。電気・ガス・水道の開始手続き、通勤用の自転車、スマホの契約、最初の買い物の付き添いまで含めて「生活の立ち上げ」と考えておきましょう。
こうした家電や自転車、家賃補助の費用には、愛媛県の補助金が使える場合があります(後ほどくわしく紹介します)。住まいにかかる費用の考え方は外国人介護職員を1人雇う費用の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
ポイント3:生活のトラブル|日本の「当たり前」を最初に伝える
仕事以上につまずきやすいのが、日々の生活です。日本人にとっては当たり前のことでも、国が違えばルールも違います。来日してすぐの時期に、次のようなことを具体的に、実際にやってみせながら伝えておきましょう。
- ゴミ出し:分別のしかた、出す曜日と時間、出す場所。市町村によってルールが違うので、住む地域のゴミカレンダーを一緒に確認します
- 銀行・スマホ:給与を受け取る口座の開設、携帯電話の契約
- 病院:近くの病院の場所、保険証の使い方、急に具合が悪くなったときの連絡先
- 交通:自転車の交通ルール、防犯登録、バスや電車の乗り方
- 役所の手続き:住民登録、国民年金・健康保険・税金などの手続き
特定技能の制度では、こうした内容を本人が理解できる言葉で説明する「生活オリエンテーション」や、役所の手続きへの同行も義務的支援に含まれています。一度説明して終わりではなく、「困ったらいつでも聞いていい」と伝えておくことが、大きなトラブルを防ぐいちばんの近道です。
ポイント4:日本人スタッフへの説明と受け入れ体制づくり
受け入れの成否を大きく左右するのが、一緒に働く日本人スタッフです。いきなり「来月から外国人の職員が来ます」と伝えるだけでは、「仕事が増えるのでは」「言葉が通じなかったらどうしよう」と不安が先に立ってしまいます。
受け入れる「理由」と「期待」を共有する
なぜ外国人職員を迎えるのか(人手不足の現状、シフトの負担を減らしたい など)、どんな役割をお願いしたいのかを、受け入れ前に全体へ説明しておきましょう。愛媛の介護人材不足の現状やほかの採用方法との違いは愛媛の介護施設の人手不足と採用方法を比べた記事でまとめていますので、説明の材料にお使いください。
教える担当者を決める
「みんなで教える」は、実は「誰も責任を持って教えない」になりがちです。最初の数か月は、教える担当者(相談役)を1〜2人決めておくのがおすすめです。担当者だけに負担が集中しないよう、事務長さんや主任さんが定期的に様子を聞く場を作っておくと安心です。
文化や習慣の違いを、先に知っておく
宗教や食べ物の習慣、家族を大切にする考え方など、知っておくと誤解を防げることがあります。ちょっとしたことでも「なぜそうするのか」をお互いに聞ける雰囲気があれば、職場はぐっとまとまります。外国人職員の受け入れは、日本人スタッフの教え方や業務の手順を見直すきっかけにもなります。
ポイント5:困ったときの相談先を用意する
どんなに準備をしても、困りごとはゼロにはなりません。大切なのは、小さな悩みのうちに、相談できる相手がいることです。
母国語で話せる相手がいるか
仕事の悩み、体調のこと、家族のこと。日本語では言いにくい本音も、母国語なら話しやすくなります。特定技能の制度でも、相談や苦情には本人が十分に理解できる言葉で対応することや、3か月に1回以上の定期的な面談が義務づけられています。
登録支援機関に任せるという選択肢
こうした生活の支援を、施設だけで全部行うのは大変です。特定技能では、支援の実施を登録支援機関に任せる(委託する)ことができます。ワオライフ国際人材は登録支援機関(登録番号 25登-011465)として、ネパール語に対応できるスタッフが、面接の通訳から入社後の生活相談、定期面談まで対応します。施設の方にも、本人にも「困ったらここに連絡すればいい」という窓口があることが、長く働いてもらうための土台になります。
住まい・生活の準備に使える愛媛県の補助金
ポイント2・3でご紹介した準備の費用には、愛媛県の「令和8年度 外国人介護人材受入施設等環境整備事業費補助金」が使える場合があります(2026年10月22日時点の県のページより)。
- 対象:県内で介護保険法の介護事業を行い、外国人介護職員をすでに雇っている、または令和8年度中に雇う予定の施設・事業所
- 主な対象経費:家電・家具など生活に必要な備品、自転車、家賃補助、日本語学習の支援など
- 補助額:1施設あたり基準額30万円の3分の2(最大20万円)
- 受付:令和8年7月1日から受付中。予算の上限に達した時点で終了します
なお、紹介料や登録支援機関への支援費は対象外です。詳しい要件や受付状況は、愛媛県のページでご確認いただくか、長寿介護課(電話 089-912-2432)へお問い合わせください。
ワオライフ国際人材の受け入れサポート
自社で13年、ネパール人スタッフと働いてきた経験
運営会社のゴーゴーアドベンチャーは、自社のアウトドア事業で13年間、ネパール人スタッフ25人を雇用してきました。入社後の定着率は直近4年間の実績で92.3%です。「どこでつまずきやすいか」「どうすれば長く働いてもらえるか」を、雇う側として体験してきたからこそお伝えできることがあります。
介護の現場を知るグループ会社
グループ会社の株式会社ワオライフサポートでは、重度訪問介護の事業を行っています。介護現場の忙しさや、施設が求める人物像がわかるからこそ、ミスマッチの少ないご紹介ができます。
紹介料は成功報酬
ご相談から候補者のご提案までは無料で、紹介料は採用が決まったときだけいただく成功報酬です。料金の目安は料金ページをご覧ください。総額は採用人数や契約内容、社宅の有無などによって変わります。
事例:今治市の介護老人保健施設「八惠苑」様
愛媛県今治市の介護老人保健施設 八惠苑様では、当社を通じてネパール人の介護職員を受け入れていただいています。詳しくは今治・八惠苑様の事例記事をご覧ください。介護分野のサービス内容は介護施設向け特定技能人材紹介のページで紹介しています。
外国人介護職員の受け入れに関するよくある質問
- 日本語があまり話せない人が来ることはありませんか?
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介護の特定技能で働く人は、日本語の試験(日本語能力試験N4以上など)と介護の日本語の試験に合格しています。最初はゆっくり話す、やさしい日本語を使うなどの配慮が必要ですが、面接では当社のスタッフが通訳に入り、日本語の様子も一緒に確認できます。
- 社宅は必ず用意しないといけませんか?
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社宅の用意そのものは必須ではありませんが、住まいの確保の手伝い(連帯保証人になる、社宅を提供するなど)は、受け入れ側の義務的支援です。職場に通いやすい住まいがあると生活が安定し、定着にもつながります。費用の考え方は費用の記事で紹介しています。
- 生活の支援は、すべて施設が行う必要がありますか?
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いいえ。特定技能の支援は、登録支援機関に委託することができます。当社に委託いただいた場合、生活オリエンテーションや役所の手続きへの同行、母国語での相談、定期面談などを当社が行います。
- 日本人スタッフが反対しないか心配です。
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受け入れる理由と期待する役割を、事前に全体へ説明しておくことが大切です。教える担当者を決め、その人に負担が集中しないようにするだけでも、現場の不安はかなり和らぎます。説明の進め方もご相談ください。
- すぐに辞めてしまわないか不安です。
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定着のカギは、住まい・生活の準備と、困ったときに相談できる相手がいることです。当社の運営会社が自社で雇用してきたネパール人スタッフの定着率は、直近4年間の実績で92.3%です。その経験をもとに、入社後も母国語でフォローします。
- 愛媛県の補助金で、受け入れの準備費用をまかなえますか?
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令和8年度の「外国人介護人材受入施設等環境整備事業費補助金」では、家電・家具や自転車、家賃補助、日本語学習などが対象で、1施設あたり最大20万円です。紹介料や支援費は対象外です。予算の上限に達すると受付終了となるため、県のページで最新の状況をご確認ください。
まずは無料相談で、受け入れの不安を整理しませんか?
外国人介護職員の受け入れで失敗しないためのポイントは、言葉・住まい・生活・職場の体制・相談先の5つです。どれも特別なことではなく、「来てくれる人が困らないように、先回りして準備する」ことに尽きます。
「うちの施設でも受け入れられる?」「何から準備すればいい?」「補助金は使える?」といった疑問に、無料相談でお答えします。愛媛・四国の介護施設の方は、お気軽にご連絡ください。
お電話でのご相談:090-8985-3585(受付 9:00〜18:00)
オンラインでのご相談も受け付けています。
株式会社ゴーゴーアドベンチャー(ワオライフ国際人材) 登録支援機関 25登-011465/有料職業紹介事業 36-ユ-300095
※記事中の制度・補助金は2026年10月時点で公表されている情報をもとにしています。


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